ジーンズ色空

2005年8月27日
今日はすこぶる調子が悪かった。

目覚めてボーっとしながらいつものように顔を洗う。
おかしな夢を見ていたのだろうか。
自分の心臓を掌に乗せてその鼓動を目にして感じてみたい。
けどどうしたってそれはできなくて、死ねばできるかといったらそうではなく、死んだらあたしは動けないし、見ることも取り出して感じることさえできなくなってしまう。
大きさとか形とか、見てみたいじゃない。
あたしの血を動かす元となっている物体を。自分のものを。
けどそれは想像しかできなくて、子宮だって胃だってホルモンがとかいったって、それは全て動いている想像しかできなくてなんだか不思議になった。
想像だけならできるのに、その想像と実物がぴったり一致しているかどうか確かめたい。
けど、生きてる人間、ましてや自分自身なんて見れるわけがなくて…
そんなおかしなことを考えていた。

仕事に行くと雨の降りそうな空になっている。
カーテンの隙間から縦長に見える空は、自分の履いているブルージーンズと同じ色をしていた。
キレイな青に黄色を混ぜた色だ。今にも雨が降りそうな色だ。
いつのまにか飴が勢いよく撥ねる音がしていて、それが非常に不快だった。
あたしの痛い首頭肩を余計重くさせた。
気分も重くて冴えなくていつ帰ろうか考えていた。
だけど負けちゃいけない、時間が経てば元気になるという気持ちもあって、その気持ちが交互に動いてその間の気分は最悪だった。
理性を保たないと知らないうちに泣いてしまいそうだった。
抑えた。

だけどあたしは世間話を合わせた。
頑張ったよ。

咳をしたら気持ちが悪く、楽しい空想を無理矢理した。
咳をしたらウサギとかカエルとかが飛び出てくんの。
そんでどっかに消えるよ。
あたしから生まれた汚いと感じたものは汚くなかった。可愛い動く生き物だったって。

結局いつだってあたしはおかしい子、楽しげな子に見えるけど、そのギャップに苦しむけど、いいんだ。言いたい奴には言わせとけ。
あたしはいつだって自分と悩む。自分と戦う。自分と苦しむ。自分で見つける。

天気の悪い日はだいたい体調が悪くなる。
肩や首、頭が痛い。打った腰も痛くなってくる。
痛み止めを飲んで何とかよくなって元気になった。
明日もたぶん辛い。
何が悪いかなんて真相を突き止めたって、あたしはあたしなのは変わらないんだ。

突き止めるのもいいかげんにやめないと。
何もこれから見つからなくなるわ。
誰もあたしに近寄らなくなるわ。
あたしが誰にも近づけない。
今だって既にそうかな?
結局想いは誰にも届かずに死んでいく。
空想も意味もなく消えていく。
意味はあるのだろうか?
あたしのくだらない空想や思いに、意味ってあるのか?
あたしを成すという意味に繋がっているのかな?
答えなんてないのに、どうして人は考えるのかな?

誰にも逢えない。
みつからないわ。

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