呟けば

2005年7月1日
希望の色は 空色
見上げるのさ 飛べるまで

僕は僕だよと呟けば ありのままでいることはこれほど容易い


人が集まっているところで、人を眺める。
いろんな女の子を見る。
あたしは知らず知らずに人を分類して見ているかもしれない。
そして自分はどこか、どう見られているか、どの類に見られているか、考えて自分がわからなくなる。
見えなくなる。
けど気づくんだ。
みんなそれぞれ違う人間。
同じ人などいない。
あたしは誰にも似ていないし。
あたしと同じような人を探して見つからなくて、不安になる必要はない。
あたしに似ている人もいない。
あたしはあたしだと呟いたら、元気に胸を張って歩けた。

自分に自信がなさ過ぎて、どう見られているか不安で、周りをそういった目でしか見られなくなる。
人が集まっているところではいつも浮いていないか、浮かないよう似ている人を探したり、人を分けることで安心しようとする。
そんなこともうしたくないな。
自信をもって、自分は自分だと胸を張って、自分らしくいたい。
誰の真似をする必要もなく、誰とあわすわけでもなく、自分らしく自分らしくいたい。

あたしはあたしだと呟けばいい。
ありのままでいたい。
溢れる涙も理由なんて探さなくていい。
あたしは考え過ぎだ。
あたしはなんでも理屈を付けすぎだ。
楽しかったことを人の意見を入れ混ぜて、考えを変えなくてもいい。
自分の感情には素直に受け止める。
また改めて感じた。
自分の大切さ。
自分自身の尊さ。
大事にしなくちゃ。
ここに生まれたここだけの命。

何かを最大限に感じたい時は、あたしの場合は自分を見失わなければならないと思った。
自分を取り繕う見せかけやプライド、自分自身がどう見られるかとか人を見るとか、そういった気持ちを取り払うと、感じたい物事一つに集中できる。
「感じる」ということに専念できる。
考えることより、頭に通ることは「あ、今こう感じるな」ということだけにしたい。

そうすることで少しいつもの悩む自分から離れ、結果ストレスを発散していることになる。

あたしはまた現実に自分を戻し、また自分自身と苦悩している。
涙が出る。
青い空。
生きてる時間は同じなのに、寝て起きて活動する生活も同じ人間なのに、こうもそれぞれみんな違うんだ。
同じ陽を感じているのに、みんな違うんだ。
世界は同じ場所に立っているのに、生きてる世界、心の世界は違うんだ。

たくさん人が居るところに居ると、あたしはすべの人から引け目を感じて、劣等感に陥っている。

あたしは自信を持てる生き方を選べなかったから。
誇れる自分がみつからないから。
今からでも遅くはないとはわかる。
だけど臆病になっていて、足も出ない。
自分の嫌なところばかりみつけては記していたから、良いところなんて思いつかず、それを人に話すことなんてできないんだ。
バカにされそうで。
恥ずかしくて。
生きているのが恥ずかしいなんて、あたしが生まれる為の沢山の先祖に申し訳ないが、あたしは自分がなかなか愛せないんだ。
問われれば問われるほど、切羽詰まった状況なほど、自分のいいところなんてみつからないんだ。
あたしはあたしだってわかってるから、胸も張れるけど、逆に弱くもなれてしまうよ。

平和だから、人と繋がらなくても生きていけるから、時代に甘えて弱くなってしまった。
戦う緊張感とか、何かの結果の不安とか、大層なことにぶち当たっていないから、たまに起こるちょっとやそっとのことで、簡単にへこたれたり甘えたりあきらめたりしてしまう。

弱い毎日はいきなり強くはなれない。
からだと同じだ。
なかった筋肉を一日でモリモリにすることなんてできない。
毎日の積み重ねが、強さにつながる。

あたしは変わらぬ毎日で何も積み重ねることもなく、むしろ薄っぺらになっていく一方だ。

ごめんなさい。

いいこになれない。

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