カッコウが鳴いてない

楽しい時間は限りがあることを知っていて、切ない。
その切ない思いを感じながらも、最大限に楽しいと感じておこうとする。
振り返ると時間に追われ、迫られ、つらいこと、面倒に思うことばかりが目の前にあって、楽しいことってやっぱり少ないんだ。
考え方1つで楽しくもなれるだろうけど、楽天的になり過ぎたら、深く考え悩むこともしなくなり、痛みに鈍感になり、いろんなことが鈍く感じにくくなってしまうんじゃないか？
楽しいことばかりだったら、何も気にせずに誰も気にせずに、どこだって気持ち悪い笑みを浮かべながらよだれを垂らしているに違いない。
それじゃ人間よくないから楽しい時間は限りられていて、他は沢山いろんなこと考え悩む時間が多くできてるような気がする。
そうやって成長する生き物なのか？

嫌なこと、逃げたいこともあるけど、そういったこと忘れられる時間もあることが、自分にもあってそれは一時的だけど、きっと幸せなことなんだよな。
更にはそれが1人でなく、他人と共有する時間の中で、楽しいと思えるのがステキだよな。
あたしも直にそういった時間と空間に携わることができるんだな。
けど、与える側になってみたいとも思う。

暗いくらい気持ちになっていたのに、人と話すと少し明るくなった。
それは、つまらない自分を隠そうとするしゃべり。
暗く思われたくない、見せ掛けだけでも良く見せたいという八方美人的な、プライドが許さない、思いもよらない自分を見せたくない、思われたくないという気持ちが強いせいだ。
人と何かを楽しく共有したり、そういった会話、あるいは言い合うことは苦手だ。
心を通わすのが苦手なんだ。
意見の食い違いや、伝わりづらい思いを口にして伝わったか不安になる思いや、言葉にしてみてもうまくいい言葉にならず、違った封に解釈されることのもどかしさ、すごく想っているのに素直に出せずに全然伝わらない、むしろ逆にとらえられてしまったり、コミュニケーションがやっぱり苦手だ。
できれば避けたい。
けど、伝えたい。
そして分かりたい。
だけど避けたい。
だけど、心を通わす魔法は他に無い。
魔法は言葉だけか？
やっぱり違う人間だからってことで、通わすのは面倒だしこわいしうまくできない。
だけど人はそうやって人と話すことによって、脳が活性化されるらしい。
よってあたしの頭の中は、きっとどんどん退化している。
楽しかったことも、悔しかったことも、感じたことも、考えていることや悩みも全て1人で抱え一人で消化して、解決したり、そのまま流したり、そして溜め込んで文字にして恥出したつもりになっていてもやはり何も変わっておらず、同じことの繰り返しだ。
全く成長できていない。
退化だ。
進化など望めない。

あんなに楽しい場所はあるのに、人と関わることで楽しい場所、あるのに、いざとなるとやはりあたしの心は閉じたままだ。
想いは簡単に伝わらないと思っているし、それを行う作業は苦だと思っている。

バカなんだ。

ごめんなさい。
力をくれてるのに、ごめんなさい。

昨日の電話はなんだったのか？

あたしは自分の気持ちも行動も、すべてに置いて自信が持てず、相手の反応が怖く、隠して隠して生きております。

ごめんなさい。
誇れることは何もないんだ。

好きになったものさえ、好きになった人さえ、
良かったことでさえ、どうかと思ったことでさえ、
誰にも言えないんだ。

全てのコミュニケーションにおいて、相手の反応が怖い。

討論なんてできやしない。
深い会話なんてできやしない。

あたしには何もできない。

ごめんなさい。