羽ばたき方を忘れたのかい？

あまりに辛いので、自分の嫌なところを吐き出した。

人の頼られることもない。
自信が滲み出ていない。
他の人より何か優れている点が見つけられない。
人の期待に応えられない。
人に何かを教えられる力量が無い。
誇れる何かが無い。
いつも人目を気にして自信の持てる行動ができない。
常に劣等感を抱いている。
自分の存在に疑問を抱いている。
よって何をしても何も思いついても、明確でなく自信が持てず、誰にも明かせずにいる。
いつまで立っても独り善がりな考えが治らない。
むしろ時が経つにつれ、深みに嵌まっていっている。
他人お顔色を伺い、自分の出方を決め、くだらない自分を作るという行為が止められない。
1人でばっかり考え決め込んでいるから、他人の意見をうまく聞けない。
何か言われても、素直に聞けない。
自分の暗いと思い込んでいる考えから抜け出せない。
明るく前向きになったり、暗く後ろ向きで存在を消したくなったり、いろんな自分の考えがうまくまとめられず、どれを人に伝えたいかとか、どれを思っていけばとか、悩み過ぎて曖昧なことしか他人には話せない。
自分から塞いで閉じているのに、誰か拾って繋いでくれるのを待っている。
自分が他人に何かを与えるとか到底思えない。
空気を過剰に読み過ぎて、想像し過ぎておかしな自分を演じる。
なのにプライドが高く、人に違った印象で捉えられてしまうと腹が立つ。

本当は、人とうまくやって自分の力と魅力を発揮できて、それで認められたい。
思いをぶつけて試してみたい。
そういった上昇志向はある。
まだある。
だけど、凝り固まった汚い暗い薄っぺらい自分が目の前にいて、遠くを目指すのは全然違う空想の自分を想像することのみ。

ほぐすことができるのは、他人ともっと出会うことだよなぁ。

そんなことを考えて、ちっと苦しくなっていたらステキなものを見つけた。

仕事場で、本を出版した方がいる。
もうそれだけですごいんだけど、その人の書く内容に、あたしは涙しそうになった。
前も1ページだけ載せてもらったという本を読ませてもらったんだけど、そのときのその1ページだけの文でも泣きそうになった。
その人丸々の本は、まさに今のあたしの胸になんというか響いてきてしまい、これでちょっと救われるかしら？ヒントをちょっと頂けるかしら？と思った。
けど、執筆した人がそばにいると思うと、なんだか気恥ずかしくて読めないなぁっていうか、頼んだら買わせてもらえるけど、感想とかうまく言えないしどうしようかなぁって思ってる。

けど、すごく今のあたしの助け舟になる本だった。
いつも感情的に離したりとかする様な人でないから、「こんなこと思って生きてんのかぁ」って少し参考になるし、もっと色々書いてみて欲しいものだ。
それにしても彼女はものすごく多趣味。
そして全てが丁寧だ。
多才とはこういう事を言うのかと。
あたしは、多趣味だけど全てが大雑把で、自分でも飽き飽きするほどな出来栄えだ。
捨てたくなるね。
時間ばかりを気にして、モノづくりに愛を込めていないよ。
ただ、作れば自分の気持ちが落ち着く。
そう思っている大バカさ。
時間をかけて、丁寧に愛を込めて何か作ってみろよと。
少しは余裕を持ってくれ。
まだまだ生きる時間はある。
遠くばかり見過ぎて、あたしは目の前の事をいつも焦っている。
どうしてだ？
今、今の事を目の前にある事を大事に思って大事に過ごせばいいのに。

将来の自分がそんなに不安なんだろうか？
いつ死ぬかも分からないのに。
将来誰と出会うだろとか、そんなのわっかんないって。
今、したいことを夢見てないで、現実を真っ直ぐ見て、正直に焦らず行えばいい。

そうだ、あたし焦ってるんだ。
時間に焦ってるんだ。
自分の中の時間。
世の時間。
それの誤差を埋めるため、もしくは過去の時間を埋めるため、あたしは時間に追われてた。
バカなんだ。

大丈夫だって言ってほしい。
時間はみんな同じに流れてるって。
置いてかれてる訳ではない。
ちゃんと季節にだって対応できるように体ができているよ。きっと。
あたしはそう生まれたんだ。
そのようにして、ここにこの土地とこの身体で生まれたんだ。
大事にしていこうって。
生まれただけで世の中と関わってる。
いくら閉じたって、絶対に繋がってる。
今生きていない人とも、沢山繋がってるんだから、未来にもきっと繋がる。
生きてる人とも勿論繋がってるって思いたい。

あぁ、やっぱり本買わせて貰おうかしら。