4月10日。

新幹線からあらゆる街を見たが、みなどこでもところどころ、たまには固まってピンク色が咲いている。
それが見れるだけで嬉しかった。
しかし、京都の桜だけ白っぽいと思った。
種類いろいろあるしな。桜。

土手沿いで、野球をする少年たち。
畑仕事をしている方。
ぽつりぽつりだが、何回か見た。
電車から見るこういった光景が好き。
こっちはかなり見てるけど、あちらは電車が通っているだけでその中の一人が凝視しているなんて、思いもしていないという感じが。

久々に美味い！という飯を食し、慣れないせいか腹を下す。
辛い。

基本的に旅慣れしていないから、ホテルやらが苦手。
特にユニットバス。
あれはどうにもならない。
風呂は疲れを癒す場所だと決めつけているので、シャワーで汚れを落とすだけなんてありえない。
辛い。
ポンポン跳ねるベッドも苦手。
いつもと違う生活をするのは、何かとストレスが伴う。
わかってはいるけど、温泉に入って疲れを落としたいという気持ちになる。

新幹線は、数時間でいろいろな町並みを見ることができて面白い。
ちらりと見える海に思いを馳せた。

今日はきっと花見をした人は沢山。
憶測でなく事実。
その為に朝早くから、料理持って出かけるという人をたくさん知っていたからなんていうか少し、寂しい気持ち。

街によって、人間の雰囲気が違うというのを少し垣間見た。
比べるのは東京とだけだけど。
あきらかに人の雰囲気も感じも違う。
あたしはきっと浮いている。
それでいいけど。
それにしても、四日間もずっと家族と一緒というのが不思議でならない。
感情をどうしていいか分からない。
あたしはきっと無関心な子に思われているだろう。

それでもいい。
思ったことは書き留めておけばいい。
ここに。