捨文。

2004年6月25日
誰も来ないような気がしてた。
だから何も期待せずに待ってたんだぁ。

誰も何もないし、掌をのぞいても何も見つけられないし、夢だけでいいんだぁ。

そんな事ばかり空想して、誰も見ていない世界を夢見て、一人の世界を追い求めて、それでワクワクしたりして楽しんでたんだぁ。

「そんなものいらないよ」って言われて拒絶されること考えたら、初めから何もしなきゃいいんだ。
あたしもいらないもの。
そんなもの。
捨ててしまいたいものはたくさんあるの。
おかしなプライド。
いらないことば。
忘れたい想い。
人のに言われ、あたしを造ってしまった言葉。
どうでもいい褒め言葉。
誰かのことばも、嘘か真かわからない曖昧なもの全て。
それは自分の事も含まれていて、噛み付いても切りつけても捨てられないあたし自身のことすべてで。

濡れた物はいつか乾くと。
だけど、太陽や風がなきゃ、乾かない。
キレイに乾かない。

あたし何してるんだろう。

ふと立ち止まって、車のキーを投げる。
取るのは勿論あたししかいなくて、別にそれがどうってことでもないけれど。
1人でシャボン玉を吹いて、メルヘンな気分に落ちて、空想が膨らむ。
それを1人でずっと繰り返す。
青い空の光を充分に浴びながら、あたしだけの空を想像してみる。

それで少しでも楽になれるのだろうか。

強い雨風、傘が逆さまになって飛んでいってしまった。
追いかけない女子高生。
あたしだったら、藁ながらそれを拾って直してさすのに。
その方が少しおもしろいじゃない?
1人できっと笑うよ。
だけどその女子高生は、その壊れた傘を拾わずに、友達の傘に一緒に入って行っちゃった。
その壊れた傘はどこに行くの?

いつも考える。
ポイ捨てされたゴミは、風に吹かれてどこへ行くの?
ポイ捨て去れたタバコの吸殻は、風に舞ってどこに行くの?
風に舞って。下水道の中に入ったら、お水浄化されるとことまで連れていかれるのね?
そんなのっていいの?
ダメだよ。
そういう1つ1つが、どんどん地球を汚していく。
けどゴミを減らす事、タバコをすうのをやめさせる事、あたしにはできない。
だからはたから見てるだけ。
関係ないふりして、本当はいろんなこと考えてる。
だけど、口にしたってあたしには何もできなかったの。
力も何もないの。

裕福な眠りなんて与えてあげない。
だから眠れないで。
そこまで疲れることなんてしていないでしょう。
ずるいのよ。
眠る時だけ、幸せな眠りなんて。
あたしにそんなものいらないのよ。
もっと考えろ!そしてもっと動け!

あたしが言うのよ。
だけど、あたしは眠りに負けて、考えることも疎かに中途半端に、安らぎをえろうとする。
ずるい。
いらない。

だから言ったのに。
お前は夢見るばっかりで、何もしないんでしょう?
行きたいところだって、空想するばっかりで結局行けてないじゃん。
簡単に手に入るものだけで、心を埋めようとして、そうやっていつまでも自分を偽るんだわ。

花を持った小さい子。
あたしには絶対にご褒美としてそれをくれない。
しゃべってもくれない。

だから長い柔らかい髪に、三つ編みを編ませて欲しかったけど、それも叶えてはくれなかった。

そうやって緑の中、去っていってしまった。
あたしのチャンスはもう来ない。
いつも逃がす。
いや、自分からわざと逃すんだ。

そうやってバカなことばかり繰り返しているから、人も鳥も蟻さえも逃げていった。
何もやってこなかった。

「別にいいけど」
って言葉で終わらすことをしないでほしい。
そうやって、我武者羅になることから逃げないでほしい。
クールぶったりしないで、熱くなることを恐れたりしないでほしい。


気付けばそこにあるものって一体なんだ?
あたしにしてみれば、自分のその時だけの欲望を満たす物たちだけ。
けど、みんなそれを大事に思うの。
だけど、物に縋ってちゃいけないの。
それはわかってるの。

けど、脳を割って入ってくる濁った水の様な何か、綺麗な様な綺麗でないような、もしかすると赤い液体のような、何か切っても叩いても出て行ってくれない何かが押し寄せて、波のように満ちたり引いたり、あたしを狂わせるような。

けどそれも全部あたしで、誰のせいでもなくて、すべてあたしのせいだった。

そう気付いた途端、うまく行かない思いをすべて否定するようになり、自分をうまく認められない。
小さい頃の素直なままの行動が嘘のよう。
否定は止まらなく、考える事すべて疑問に思えてきて、けど答えはどこにもなくて、おかしなことばかり考えてる。

言動もおかしなことを言っているんじゃないかと、時々自分と人を比べてはおかしいところを数え上げたり、人を見習ってみようと思ったり。

あたしらしくありたいと願っているのに、どうしてもうまくいかなくて、できない事ばかりで、反省することばかりで、後悔することばかりで、人と合っては話した事の復習?

あぁもうそんなことするのイヤッ!!!

誰とも会わなければいい。
そうすればこわくない。
あとで悩む必要もない。
恋をしてしまう必要もない。
人のことについて、この人はこうだからこう言えばよかったとか、考えなくてすむ。

けど離れられない。

どこまで逃げればいいのかなぁ。
逃げても、きっとまた始めに戻って、ずっと堂堂巡りなんだわ。

何も要らないのに、何の為に生きてるの?

未来の世界にあたしは関わっているの?

誰も要らないのに、誰かのことを考えるのはどうして?

落ちて、落として、少しのぼったり、助けようとしたりする自分が見える。

はまって逃げられない思いはもう、したくない。

そんな感じかなぁ。

誰も誰も落ちてこない、未来の穴にあたしは先に落ちて一人で泣いているような、未来だからステキだけど、1人でステキだけど、怖いような、戻りたいような誰かがこないかなとか、いろいろ考えちゃうんだわ。

いつもそうやってきっと。

結局夢の中でも空想の中でも、あたしはくだらない事を考えてばかり。

自分の考えがすべてくだらないと感じてしまう。

もうよしたい。

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